臨床試験と論文
パリ・オテルデュー病院での臨床試験
2023年3月から12月にかけて、慢性不眠症の患者を対象に実施された試験です。結果は国際学術誌Sleep Medicineに掲載されています。
結果
確認された変化
- +18.9分
- 総睡眠時間の延長(平均)
- +2.3%
- REM睡眠の増加(平均)
- −16.6分
- REM潜時の短縮(概念実証研究)
- 8+ / 10
- 参加者全員の評価(10点満点)
Listening to your own brain waves sound enhances your sleep quality and quantity. Aloulou, A. et al. Sleep Medicine 2025;136:106755
Léger, D. et al. Data at myWaves, Computational Neuroscience
試験の設計
どこで、誰が、何を
- 実施施設
- パリ・オテルデュー病院(APHP)睡眠・覚醒センター
- 主導
- ダミアン・レジェ医師
- 実施期間
- 2023年3月〜12月
- 対象
- 慢性不眠症の患者
- 検証内容
- 参加者自身の脳波から生成した睡眠誘導サウンドの効果
- 施設の実績
- 同センターは、フランスおよび欧米諸国で25年以上にわたり睡眠障害の疫学研究に取り組み、毎年3,000件以上の睡眠生理学的記録を実施しています。
- 掲載誌
- Sleep Medicine(世界睡眠学会・国際小児睡眠学会の公式学術誌)
読み方
この数字が意味すること
数字そのものより、何が測られたかのほうが重要です。
-
総睡眠時間 +18.9分
参加者の総睡眠時間が平均で18.9分延びました。劇的な変化ではありませんが、薬を使わず、生活を変えずに得られた差です。
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REM睡眠 +2.3%
夢を見る眠りであるREM睡眠の割合が平均2.3%増加しました。REM睡眠は記憶の定着や情動の整理に関わるとされる段階です。
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REM潜時 16.6分の短縮
概念実証研究において、参加者がREM睡眠に移行するまでの時間が平均16.6分短くなりました。
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全員が8点以上
参加者全員が、myWavesの体験を10点満点中8点以上と評価しました。主観評価ですが、継続して使えるかどうかを示す指標です。
限界
この試験が示していないこと
- myWavesは医療機器として承認された製品ではありません。健康保険の適用対象外です。
- 入眠時間の改善については、一部の被験者で早まった例が見られましたが、効果を裏付ける十分な臨床的証拠はありません。myWavesはこの効果を保証していません。
- myWavesは睡眠薬ではなく、睡眠障害の治療を目的とした製品でもありません。
- 長期使用に関する臨床研究は実施されていません。現時点で悪影響の報告はありませんが、長期データは存在しません。